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しんせいブログ(2023年度)

しんせいブログ vol.13 岩手県立療育センター運営推進会議

2023-06-08
先日、令和5年度岩手県立療育センター運営推進会議があり参加させていただきました。
この岩手県立療育センター運営推進会議は何かというと、令和2年から令和8年度の7か年に設定している療育センターの運営推進計画について、7か年のちょうど中間年でもある令和5年度に、中間評価と内容の見直しをすることを目的としています。
内容が内容だけに、この会議の構成員は、医師をはじめ、様々な分野の方々がメンバーとなっています。

会議では、この会議の趣旨確認、療育センターの利用状況、療育センターの運営上の課題、医療的ケア児支援センターの今後の在り方等について意見交換されました。
様々な意見が出されました。
内容をお伝えしていいものかどうか確認ができていませんので詳しくお話はできませんが、会議に参加しての、あくまでも個人的な考えをお伝えさせていただきたいと思います。
個人的な考えといって、たぶんしんせいとしてのスタンスも同じと言えると思います。
お伝えしたいことはたくさんありますが、とりあえず二つにしぼって。

一つ目は、発達障がい関係の受診待機者が多くいるとの報告がありました。
待機時間は6~7か月、その後心理検査となれば数か月。
この状況は数年前から続いており、具体的な対応策も行われてきているようです
事前の問診方法の工夫等々。
その結果、3年前よりも待機者は数字的には大きく減っています。
しかし、それでも数十人は待機しているという現状。
この現状を変えるために療育センターは何をすべきか・・・。
という議論だけだと根本的な解決にはならないと思います。
会議の中でも発言させていただきましたが、「本当に通院が必要な人が何人いるのか」「通院の前にできることがあるのではないか」。
ここを整理していくと、対象児もご家族も関係者も、そして療育センターもウィンウィンになるのではないかと思いました。
そのためには、身近な地域で気になる子、困り感のある子がどこに相談すればいいのかの明確化、そしてきちんとした見立てをするということ。
見立てをしたうえで学校や福祉や相談などで対応可能な部分をチームで支援をする。
医療が必要との見立てをした場合は、すぐに関係する病院へつなぐ。
個人的には、このようなイメージを地域に作ることができればと思っています。
二つ目は、一点目にも関係しているのですが、この会議は療育センターのあり様を話し合う会議ではありますが、併せて地域のあり様も一緒に考えていかなければならないということ。
地域がどれだけ主体的に体制整備に取り組んでいくことができるかということ。
まずは、地域が主体的に取り組み、うまくいっていない部分を療育センターに応援してもらうという形を作る等、役割分担を明確にしていくことがポイントだと考えます。
それが明確になれば、利用者も保護者も療育センターも、ひいては地域の支援者をはじめとする地域全体もウィンウィンにならないのではないかと思います。

さあ、いろいろ考えることは勝手にできますが、あとは具体的に何ができるか。
しんせいのスタッフと地域でどのような動きが主体的にできるのか、まずはしんせいというチームで考えてみたいと思います。
療育センターの利用状況ほか、たくさんの資料を提出していただきました。許可をいただいていないので、修正した状態での紹介となってしまいました。申し訳ありません。

しんせいブログvol.12 地域ケア会議に参加してみたら刺激的だった

2023-06-02

 しんせいブログvol.9でもお伝えしたとおり、しんせいでは今年度、支援スキルの向上を目指し、岩手県総合福祉センターで行っている「地域ケア会議」に積極的に参加してみることとしており、第1回目はしんせいからK村さんとH摩で会議に参加させていただきました。

テーマは「精神科診療の基礎」について。
岩手大学付属病院の精神科医師 福本先生より精神科診療の基礎について学ばせていただきました。
精神科医が診察時に見るポイントや、気をつけていることなど、いつもと違った視点での内容であり学ぶことが多かったです。
 
 事例検討会では、医師や弁護士、ソーシャルワーカー、心理判定員、相談支援専門員などの地域の支援者や、学生さんと一緒に一つのケースを見立てていきました。
多職種が参加する事例検討会で様々な視点に触れることは、自分自身の見立ての広がりに繋がることだと再認識しました。
 
支援者が顔と顔でつながることもできた「地域ケア会議」。
次回は7月27日(木)テーマは発達障害についてです。
 
支援で生かせるように学んできたいと思います。(H摩)
次第です。
精神科診療の基礎についての当日の資料

しんせいブログ vol.11  じゃあおれはスコップで。

2023-05-29
20数年前の話になります。
当時、一戸町奥中山にある施設で働いていた時のこと。
先輩(誰であるのか分かる方はかなり限定されると思うので、以下当時の呼称の「すすさん」)と私ともう一人誰だった忘れましたが、3人で「焼き肉レストラン山水(さんすい)」に行くことになりました。
この「焼き肉レストラン山水(さんすい) 」さんには本当にお世話になりました。
いつかまた、山水さんのトッカララーメンを食べに行きたいと思っていましたが、先日、山水さんが閉店されていること、そして店主の方がお亡くなりになられていることをお聞きしました。
もう一度、おじゃましたかった・・・。

話は戻って3人で食べに行った時のこと。
「おれは、カルビとビール」と私。
もう一人は誰だったのか、そして何を頼んだのか忘れてしまいました。
「すすさんは何を頼みます?」
「じゃあおれはスコップで」
「スコップ?すすさん、なんですかスコップって」
「そんなこともわかんないの。スコップって言ったら穴を掘るものでしょ。穴を掘るもの。穴を掘るもん。ホルモン。おれ、ホルモンで。」
何とも言えない脱力の後に、連続してこみ上げてくる笑いの波。
しばらく、笑いが止まらなかったことを思い出します。
なぜ、自分とすすさんのことは覚えているのに、もう一人が誰だったのか思い出せないのか・・・。
この掘るもん、ホルモンのインパクトが大きすぎて、もう一人が誰だったのか出てきません。
思い出そうとすると、スコップの映像が出てきてしまいます。

あれから20数年。
このエピソードを思い出すきっかけを作ってくれたお店を紹介させていただきます。
今回紹介するお店の名前は「ホルモンたけだ」さん。(「スコップたけだ」ではない。)
矢幅駅東口にある「屋台村ヤハバル」の中にあります。
個人的には、内臓系や牛タン系は特に食べなくてもいいと思っているのですが、ヤハバルを通るたびにほぼ満席の状態をみていて、いつか行かねばと思っていました。
そして、ようやくおじゃますることができました。
食事を終えた後の感想は「なんでもっと早く来なかったんだろう」との後悔。
朝採れレバー、生ホルモン(みそ味がおいしかった)、牛タン、牛肉、冷麺等をいただきましたが、これが全部うまい!
あまり好んで食べない牛タンやホルモンもおいしくいただきました。
私の概念を変えるおいしさでした。
飛び込みでお店に入ることは非常に難しいので、予約がおすすめです。
もっと詳しくお話ししたいのですが、まずは一度お店に行ってみていただきたいと思います。

「ホルモンたけだ」さんに行き元気をもらいました。
そして、昔のよき思い出をよみがえらせていただきました。
すすさんのシャイな笑顔が目に浮かんできます。
朝採れレバー。表面を軽くあぶるだけでオッケーとのこと。中はレア―。絶妙のおいしさ。
この牛タンもおいしかった・・・。
山盛りご飯を注文してみたならば、ちゃんと山盛りでした。
冷麺もおいしい。お薦めです。
素敵な外観です。そして、外までいい匂いが・・・。

しんせいブログ vol.10 法人内研修に参加して思ったこと・・・。」

2023-05-26
5月に入り当法人で研修会が行われました。
「指導職・一般業務Ⅰ研修」という研修会です。
この題名だけみると何の研修会なのかは分かりにくいですが、同じカテゴリーでみるとこのほかに「新入職員研修」「新人職員研修」「一般業務Ⅱ研修」「管理職研修」があります。(このほかに必須研修としていくつかの研修会が設定されてますが、ここでははぶかせていただきます。)
今回行われた「指導職・一般業務Ⅰ研修」 の対象職員は、入職5年以上の職員と主任職。
研修会の内容は、昨年度行った和光学園の白畑園長による「職員定着に向けた指導・育成マインドの獲得」の研修会の振り返りとグループワークが行われました。
新型コロナウイルス対策が大きく変わった5月。
対象となる60名弱の職員を約20名ずつ、3日間に分けて集合形式で行いました。

3日間研修会に参加させていただいて思ったこと。
みんな仕事で疲れているはずなのに、なんか楽しそうにグループワークをしていたということ。
コロナ前は、忙しい日々の業務の中で研修会にとられる時間をプラスに考えることができないこともあったのではないかと思います。
新型コロナウイルスの感染の広がりにより各種研修会の中止が相次ぎ、このような形の研修会は本当に久しぶりで、みなさん「このような形の研修会はやっぱいいな」といった様子がうかがえました。

自分の施設だけで研修会をすることも意味がある思います
一方でいくつかのデメリットがあると思います。
「視野が狭くなり、施設内だけの価値基準になってしまいがちになること」、「同じメンバーでのやりとりだと、どうしても考え方の枠も同じようになり、マンネリ化してしまいがちになること」、「新しい学びや新しい横のつながりができないことにより精神的に満足感を得られないこと」等々。
今回の研修会は、これらのデメリットを解消してくれる機会になったのではないかと思います。
職員のみなさんは、学びに対する空腹感を持ってもっているのではないかなあと思われるので、これからの研修会に期待し、少しでもお腹を満たしてもらえればなあと思います。
そして外部の研修会にも積極的に参加していくことができればと思います。

このような形で3日間、研修会が行われました。(参加者から許可をいただいていなかったのでぼかします)
笑顔も多く、楽しそうにグループワークをしている様子がうかがえました。
昨年度行った和光学園の白畑園長のよる研修会から多くの刺激をいただき、法人一同今年度も継続して学びを深めています。

しんせいブログ vol.9 支援スキルの向上を目指して

2023-05-23
日々の相談支援業務、多職種連携、地域の支援体制作り等々を行う上で、しんせいのスタッフには支援スキルの向上が求められています。
単なる支援スキルの向上ではなく、継続的な支援スキルの向上が・・・。(いわゆるSDGsですね)

支援スキルの向上につながるものとして現在行っているのは、スタッフ個々の専門書による学び、県内県外で行われている各種研修会に参加するなどのほか、身近なものとしては相談支援事業所会議において行っている研修会と事例検討会があります。
ちなみに研修会と事例検討会は隔月に行っています。
ということは2か月に1回は地域の支援者の皆さんと事例検討会を行っていることになります。
事例検討会は間違いなく支援スキルの向上につながると思います。
しかし、持続可能な支援スキルの向上のためには新たな学びの機会を定期的に作らなければなりません。
そこで、既存の研修会を活用させていただくこととしました。
しんせいのスタッフが今年度定期的に参加させていただく研修会は、岩手県精神保健福祉センターで行っている「地域ケア検討会」です。
毎年、お誘いのご連絡はいただいていたのですが、これまでの参加実績は数回のみ。
しかし、内容は興味深いものばかり。
しかし、なんとなくハードルの高さを感じていたところもあり積極的な参加にはなっていませんでした。
今年度は、そのハードルの高さにスタッフ全員で挑戦することとしました。

毎年、このように文書をいただいていたのですが・・・。今年度は会議への定期参加とともに、事例報告の役割もさせていただければと思っています。
年間予定も出されています。こんな感じで参加させていただき、しんせいのスタッフは支援スキルの向上を目指したいと思います。
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