しんせいブログ(2022年度)
しんせいブログ vol.56 12年目の「3月11日」
2023-03-11
忘れられない日・・・、忘れてはいけない日・・・。
今日は2023年3月11日。
東日本大震災から12年目の3月11日です。
12年前のことになりますが、今でもいろいろな場面が鮮烈に思い出されます。
2011年3月11日の大震災の後、しばらく不自由な生活が続きました。
電気がつかない、水が出ない、食べ物がない等々。
今日もあたりまえのように電気をつけ、水を出し、朝ご飯を食べましたが、あの時はこのような当たり前のことができなかった・・・。
もう一度、日常の当たり前のことに感謝をしなければならないと改めて思った2023年3月11日。
今回のブログではスタッフに震災後の食べ物のことで忘れられないことを教えてもらいました。
「産休中で、娘をおんぶ、息子の手をひいてスーパーに並び買い物をしたことを思い出します。残っていたもち米で、おこわをたくさん炊いて親戚と分けて食べました。」
「震災直後、当時住んでいたアパートに戻り電気もつかない中で”どうしよう”と途方に暮れました。食べ物を買いに行こうと近くのコンビニに行ったところレジには大行列が・・・。食べ物はほとんどなく何を買えばいいのか考えた時に、電池が目に入りそれを購入しました。ラジオで情報を得るためです。当時は食べ物を購入するにもガソリンを入れるにも寒い中、並んだ記憶が12年たった今も忘れられずにいます。」
「韓国の辛ラーメン(カップラーメン)です。3月12日が夜勤で、夜勤明けの3月13日に臨時販売所に並んで買ったのが思い出です。」
「当時は児童施設で勤務していました。厨房の皆さんが限られた材料を工夫して入所児童のために食事を用意してくれたことが思い出されます。その時に出された缶に入ったパン(乾パンではなく、柔らかいパンが入っていました)は食べずに、数日後帰宅できた際に持ち帰りました。まだ開けずに家にあります。」
「12年前の3月11日、岩手から900km離れた東海地方に住んでいました。数分の本当にゆっくりの横揺れのあと東北地方がすぐにテレビに映りました。今でも忘れられません。岩手の両家に食糧を送りたくても”個人宛は受けつけません”と言われ何もできませんでした。今は岩手で生活していますが、私は東日本大震災を体験していないのです。」
3月11日という特別な日に大きな舞台で大切な役目を果たそうとしている若者がいます。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の対チェコ戦で佐々木朗希投手が先発マウンドに上がります。
佐々木朗希投手は、この震災でお父様と祖父母を亡くされています。
いろいろな思いを込めてマウンドに上がるものと思います。
今日の夜は、今まで以上に佐々木朗希選手を、大谷翔平選手を、日本のチームを応援したいと思います。
改めて、この震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

しんせいブログ vol.55 いざ東京へ
2023-02-24
アメリカのNYT(ニューヨークタイムズ)が発表した、2023年に行きたい場所がロンドンに次ぐ第2位に盛岡市が選出されました。
朝日新聞デジタルによると
NYTの記事は盛岡市について、混雑を避けて歩いて楽しめる美しい場所。山に囲まれ、いくつもの川が流れる豊かな自然がある。盛岡城跡や赤れんがの岩手銀行旧本店本館など和洋折衷の伝統的な建物が並ぶ。東京から新幹線で約2時間、などと紹介しております。
この話題は岩手県民として誇らしいことであり、
この記事の効果もあってなのか最近、海外の方をよく見かけるようになりました。
そんな県民愛を持ちつつ
令和4年度第10回清水基金国内研修に参加させていただきました。
1泊2日の研修となり開催地は東京でした。
北は北海道、南は鹿児島と全国各地から支援者が集まったこの研修会
自己紹介ではもちろん、とっておきの盛岡市世界2位の話題を出しましたが
『え!!盛岡が!!』 『盛岡ってどこにあるの??』
まさかの岩手県民だけで盛り上がっている感があり・・・温度差を感じました。
『岩手県の真ん中です。内陸です。』などなど、自分の言葉のレパートリーのなさを反省しました。
今回の研修会で皆で最初に確認したキワードは「チェンジ」「わくわくする計画」です。
見方を変える、行動を変える、組織を変える、地域を変える。
もしも環境がすべて整えば、障害はなくなる。
障害は社会や環境がもたらすものであること。
ここを正しく理解する必要があると感じました。
ついつい日々の相談業務のなかでも、支援者目線が強くなり、
無意識のうちに決めつけてしまいがちです。
いままでの経験は大切ですが、利用者主体で考えていくこと。
丁寧にアセスメントをしていかなくてはいけません。
表面の困り感だけに目を向けるのではなく、その根っこには何があるのか。
真のニーズはどこにあるのか。
凝り固まらず、柔軟な発想が必要になります。
グループワークでは
全国の支援者も、同じようなことに悩みながら支援していること
支援の方向性は一緒の中でも、様々な考え方に触れるのは貴重な経験でした。
今回の国内研修では海外研修の紹介もありました。
実際に海外に行った方のお話を聞くのも大変貴重な体験でした。
スキルを学ぶと言うよりは、海外の福祉の価値観や考え方に触れる。
いままでのやり方にとらわれないこと。
どんどん発想を変えること。
それが見立ての広がりに繋がるのだと感じました。
海外研修という新たな目標を持ちながら
まずは日々の業務のなかで、自分が「チェンジ」することから始めていきたいと思います。

しんせいブログ vol.54 国内研修へH摩投入
2023-02-16
新型コロナウイルスの感染状況も一時期よりは減少傾向にありますが、一方でインフルエンザ、ノロウイルスなど、様々な感染症への対策は継続中。
しかし、世の中は以前よりも動き出してきているように思います。
各種研修会についても集合形式で行われる研修会が増えてきました。
このような状況のなか、東京都で行われる、とある研修会に応募させていただきました。
その研修会の名前は「清水基金国内研修」です。
定員は24名。
書類選考があり、合否により参加できるか否か。
この「清水基金国内研修事業」について、社会福祉法人清水基金さんのホームページに以下のように書かれてあります。
「社会福祉法人・NPO法人に所属し障害福祉サービス等に従事している方を対象に障害福祉に関する研修を通じて我が国の障害福祉の発展に寄与することを目的とする事業です。」。
このような目的で行われている事業ということもあり、受講料無料、交通費実費・宿泊費等も清水基金さんの方で負担してくださります。
この研修会に当センターのH摩が応募し、参加させていただくことになりました。
国レベルの研修にH摩投入です。
研修期間は2月18~19日。
いざ東京です。
研修会のプログラムをご覧の通り、そうそうたる講師陣、そして魅力的な研修プログラムです。
いろいろと便利な時代になっていますが、我々の仕事で行きつくところは見立て力と支援力と知識値と経験値が大切だと考えています。
今回いただいた貴重な機会に感謝しつつ、多くを学び、我々スタッフに、そして地域の支援者にフィードバックしてもらいと思います。
H摩さん気をつけていってらっしゃい!

しんせいブログ vol.53 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ~
2023-02-03
今回のブログのタイトルを見て「ピピピ!」と着た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
演歌が好きな方、岩手出身の歌手の新沼謙治さんが好きな方が「ピピピ!」ときたと思います。
そもそも新沼謙治さんを知らない若い方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いますが・・・。
個人的には、かなり素敵な歌だと思います。
(「津軽恋女」という歌の歌詞です。作詞は久仁京介さん。)
2月1日は、まさに今回のタイトルそのものの1日でした。
会議のために盛岡市内のある場所の駐車場に停めたのが13時35分。
その頃にはすで勢いよく雪は降っていましたが、16時20分に会議を終えて駐車場に行きビックリ!
車の屋根には20㎝以上の雪が・・・。
盛岡市内も大渋滞。
4号線を避けて106号に抜けて遠回りをして事務所に。
1時間以上かかってしまいました。
4号線を来ていたら、もっと時間がかかったのではないかと思います。
しんせいとあさあけのスタッフが利用している駐車場も写真のように大変なことになっていた様子です。
この先も、まだまだ寒い日が続くようです。
雪も降りそうです。
日々の業務における移動、送迎、通勤に今まで以上に気をつけていきたいと思います。
「津軽恋女」の1番の最後の方の歌詞が素敵です。
「降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪」。
明日は立春。
春待つ氷雪が待ち遠しいです。
皆さま、どうぞご自愛ください。
なんか、カラオケに行きたくなりました・・・。

しんせいブログvol.52 あらためて知りたい性のこと
2023-01-30
SNS等の普及により、いろいろな方と容易に繋がることができるようになったことで、異性との交際や出会いなどのなかで性の被害を受けたり金銭的トラブルに巻き込まれる問題等が、障がいのある方の中でも見られています。
このような状況を踏まえて、紫波地域基幹相談支援センターでは、2月22日の相談支援事業所会議で講師に佐藤卓氏を招いて「あらためて知りたい性のこと」と題した勉強会を企画いたしました。
今回の研修会は、紫波地域の相談支援事業所及び関係者を対象としたものと考えておりましたが、内容に興味を持っていただいた方が多かったことから、紫波地域以外の皆様にもご案内させていただくこととしました。
今回の研修会はZoomでのフルオンラインでの開催とし、支援者向けの勉強会となっております。
詳細につきましてはチラシを添付しましたので、そちらをご覧いただくか、紫波地域基幹相談支援センター(019-601-2805)までお問い合わせください。
※申し込み方法については、チラシ2枚目に申込表がありますので、そちらをご覧していただければと思います。
申込いただいた方には、後日Zoomのご案内をメールで送らせていただきます。
たくさんのご参加お待ちしております。【H摩】
