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しんせいブログ(2022年度)

しんせいブログ vol.59  総括

2023-03-31
総括(そうかつ)。
総括とは「物事を一つにまとめ、締めくくること。」
今日は令和5年3月31日。
令和4年度を総括する日と言えるのではないでしょうか。

しんせいの令和4年度を総括すると。

多くの方とこれまで以上に連携を取らせていただく機会が多かったです。
忙しい毎日でしたが、やりがいも感じながらの仕事でした。
のきなみ困難ケースの増加が顕著でした。
一生懸命取り組みましたが、まだまだやらなければならないことがたくさんあります。
言うまでもなくさらに専門性の必要性を感じました。
できている部分の確認、できていない部分の確認の大切さを再確認しました。
しくじってしまったあ・・・、という場面もありました。
たくさんの皆様との連携、協力をいただきながら1年間仕事を進めることができたことに感謝です。

明日からは令和5年度がスタートします。
しんせいではスタッフに変化があります。
後日、紹介させていただきます。
また、令和5年度に新たに取り組む2つのことがあります。
個人的には、かなり意味と意義のある取り組みだと考えています。
これも、後日紹介いたします。

まだ令和4年度最後の1日の仕事も残っていますが、相談者の皆様、そして関係機関の皆様には今年度も大変お世話になりました。
令和5年度もどうぞよろしくお願いいたします。
いつも、しんせいをきれいにしてくださっている事業者さんからいただきました。春を感じさせてくれるアレンジメントです。
観葉植物の仲間たち。外の景色も春景色となってきました。

しんせいブログ vol.58 ブルーライト矢巾町~

2023-03-28
しんせいブログvol.57「街の灯りがとてもきれいね矢巾町~」でご紹介した自閉症啓発に係るブルーライトイベント。
自閉症週間は4月2日~8日ですが、「もしかしてすでにブルーライトアップしているかもしれません」とお伝えした手前、昨日の夕方田園ホールに行ってみました。
しんせいから田園ホールに期待を込めて向かいました・・・。
田園ホールに近づくと・・・、田園ホールがきれいなブルーの光に浮かび上がっていました。
素敵なブルーで、幻想的な感じも受けました。
「癒し」や「希望」を意味する素敵なブルーを見ながら、自閉症や発達障がいについて改めて考えました・・・。

さわやかハウス側(西側)から見た田園ホールのブルーライトアップ。こちらから見るブルーライトが特に素敵でした。
「ブルーライト矢巾町~」の提案に快く応じていただいた行政、田園ホールのみなさんに感謝です。
矢巾町役場側から見るとこんな感じです。暖かい電球色の上に、きれいなブルーが映えます。

しんせいブログ vol.57 街の灯りがとてもきれいね矢巾町~

2023-03-27
かなり昔の歌になります。
「街の灯りがとてもきれいねヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ」の歌詞からスタートするポップな歌がありました。
曲名は「ブルーライト・ヨコハマ」。
うたっていたのは、いしだあゆみさん(知らない方が多いと思われるので、職場の50代後半以上の方に歌っていただくか、ユーチューブを見ていただきますようお願いします)。
作詞は、橋本淳さん。
ブルーに染まる横浜が目に浮かんでくる素敵な歌でした。

今回、ブルーライト・ヨコハマではなく「ブルライト矢巾町」に取り組むことになりました。
ブルーライトイベントです。
毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とされており、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。
具体的には、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やブルーライトイベントとして東京都庁、大阪城他200か所以上で取り組まれており、岩手県においてはこれまでに奇跡の一本松、東北電力鉄塔などでブルーライトアップの組みが行われています。
「癒し」や「希望」を意味するブルーが自閉症のシンボルカラーとされており、ブルーライトアップ活動を通して、自閉症をはじめとする発達障害について知っていただくこと、理解をしていただくことが発達障害のある人だけでなく、誰もが幸せに暮らすことができる社会の実現につながるものと考え世界各地で取り組まれています。
このブルーライトアップイベントを矢巾町においても取り組むこととしました。

思いついてすぐに矢巾町の担当者に提案すると、すぐに動いてくれ実施できることになりました。
ブルーライトアップする場所は田園ホール。
以前、ウクライナのみなさんを支援する意味から国旗のカラーをライトアップしていた場所です。
実施期間及び時間令和5年4月2日(日)~8日(土) おおよそ17時30分~20時30分を予定しています。
(しかし、すでに3月25日(土)にもブルーライトアップされていたとの話もありました。予定よりも早めに対応していただいているのかもしれません。本日、田園ホールがお休みなので確認できませんでした。)
お時間のある方は、ぜひ田園ホールをご覧になっていただき、このブルーライトの意味を考えていただければと思います。
ここがブルーライトアップされます。
田園ホールの正面。
以前、ウクライナを支援する時のライトアップした時の様子です。

しんせいブログ vol.56 12年目の「3月11日」

2023-03-11
忘れられない日・・・、忘れてはいけない日・・・。
今日は2023年3月11日。
東日本大震災から12年目の3月11日です。

12年前のことになりますが、今でもいろいろな場面が鮮烈に思い出されます。
2011年3月11日の大震災の後、しばらく不自由な生活が続きました。
電気がつかない、水が出ない、食べ物がない等々。
今日もあたりまえのように電気をつけ、水を出し、朝ご飯を食べましたが、あの時はこのような当たり前のことができなかった・・・。
もう一度、日常の当たり前のことに感謝をしなければならないと改めて思った2023年3月11日。

今回のブログではスタッフに震災後の食べ物のことで忘れられないことを教えてもらいました。
「産休中で、娘をおんぶ、息子の手をひいてスーパーに並び買い物をしたことを思い出します。残っていたもち米で、おこわをたくさん炊いて親戚と分けて食べました。」
「震災直後、当時住んでいたアパートに戻り電気もつかない中で”どうしよう”と途方に暮れました。食べ物を買いに行こうと近くのコンビニに行ったところレジには大行列が・・・。食べ物はほとんどなく何を買えばいいのか考えた時に、電池が目に入りそれを購入しました。ラジオで情報を得るためです。当時は食べ物を購入するにもガソリンを入れるにも寒い中、並んだ記憶が12年たった今も忘れられずにいます。」
「韓国の辛ラーメン(カップラーメン)です。3月12日が夜勤で、夜勤明けの3月13日に臨時販売所に並んで買ったのが思い出です。」
「当時は児童施設で勤務していました。厨房の皆さんが限られた材料を工夫して入所児童のために食事を用意してくれたことが思い出されます。その時に出された缶に入ったパン(乾パンではなく、柔らかいパンが入っていました)は食べずに、数日後帰宅できた際に持ち帰りました。まだ開けずに家にあります。」
「12年前の3月11日、岩手から900km離れた東海地方に住んでいました。数分の本当にゆっくりの横揺れのあと東北地方がすぐにテレビに映りました。今でも忘れられません。岩手の両家に食糧を送りたくても”個人宛は受けつけません”と言われ何もできませんでした。今は岩手で生活していますが、私は東日本大震災を体験していないのです。」

3月11日という特別な日に大きな舞台で大切な役目を果たそうとしている若者がいます。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の対チェコ戦で佐々木朗希投手が先発マウンドに上がります。
佐々木朗希投手は、この震災でお父様と祖父母を亡くされています。
いろいろな思いを込めてマウンドに上がるものと思います。
今日の夜は、今まで以上に佐々木朗希選手を、大谷翔平選手を、日本のチームを応援したいと思います。

改めて、この震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
2018年7月に陸前高田市を訪れた際の1枚です。
佐々木朗希投手がんばれ!!    雄姿をお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんにも見せてあげてください。
しんせいのスタッフ全員、佐々木朗希選手が今日の試合で活躍することを祈っています。(日本中のみなさんが同じ思いだと思います。)

しんせいブログ vol.55 いざ東京へ

2023-02-24
アメリカのNYT(ニューヨークタイムズ)が発表した、2023年に行きたい場所がロンドンに次ぐ第2位に盛岡市が選出されました。
朝日新聞デジタルによると
NYTの記事は盛岡市について、混雑を避けて歩いて楽しめる美しい場所。山に囲まれ、いくつもの川が流れる豊かな自然がある。盛岡城跡や赤れんがの岩手銀行旧本店本館など和洋折衷の伝統的な建物が並ぶ。東京から新幹線で約2時間、などと紹介しております。
 
この話題は岩手県民として誇らしいことであり、
この記事の効果もあってなのか最近、海外の方をよく見かけるようになりました。
 
そんな県民愛を持ちつつ
 
令和4年度第10回清水基金国内研修に参加させていただきました。
1泊2日の研修となり開催地は東京でした。
北は北海道、南は鹿児島と全国各地から支援者が集まったこの研修会
 
自己紹介ではもちろん、とっておきの盛岡市世界2位の話題を出しましたが
『え!!盛岡が!!』 『盛岡ってどこにあるの??』
まさかの岩手県民だけで盛り上がっている感があり・・・温度差を感じました。
『岩手県の真ん中です。内陸です。』などなど、自分の言葉のレパートリーのなさを反省しました。
 
今回の研修会で皆で最初に確認したキワードは「チェンジ」「わくわくする計画」です。
見方を変える、行動を変える、組織を変える、地域を変える。
 
もしも環境がすべて整えば、障害はなくなる。
障害は社会や環境がもたらすものであること。
ここを正しく理解する必要があると感じました。
 
ついつい日々の相談業務のなかでも、支援者目線が強くなり、
無意識のうちに決めつけてしまいがちです。
いままでの経験は大切ですが、利用者主体で考えていくこと。
丁寧にアセスメントをしていかなくてはいけません。
表面の困り感だけに目を向けるのではなく、その根っこには何があるのか。
真のニーズはどこにあるのか。
凝り固まらず、柔軟な発想が必要になります。
 
グループワークでは
全国の支援者も、同じようなことに悩みながら支援していること
支援の方向性は一緒の中でも、様々な考え方に触れるのは貴重な経験でした。
 
今回の国内研修では海外研修の紹介もありました。
実際に海外に行った方のお話を聞くのも大変貴重な体験でした。
スキルを学ぶと言うよりは、海外の福祉の価値観や考え方に触れる。
いままでのやり方にとらわれないこと。
どんどん発想を変えること。
それが見立ての広がりに繋がるのだと感じました。
 
海外研修という新たな目標を持ちながら
まずは日々の業務のなかで、自分が「チェンジ」することから始めていきたいと思います。
研修の資料です。日々復習します。
全国の支援者に私が相談支援で関わっているケースについて、グループ討議をさせてもらいました。とても貴重な経験。わくわくするような計画を心がけます。
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